希望のダイヤル

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2025.03.22

わたしに何をしてほしいのですか

ルカ18:41

こんにちは。ご機嫌いかがでしょうか。

 聖書は、私たちが何を求めるべきなのかを教えてくれます。それを語る箇所はいくつもありますが、今日はその中から一つのエピソードをご紹介しましょう。イエス様がエリコという町を通られたときのことです。その町に住む一人の生まれつき目の見えない人が、イエス様一行がすぐ近くを通られると聞いて、「ダビデの子イエス様、私をあわれんでください。」と大声で叫び始めました。周りにいた人たちは彼を黙らせようとしましたが、彼はますます大きな声で叫び続けました。イエス様は、そんな彼を連れてくるように命じられました。そして、彼にお尋ねになりました、「わたしに何をしてほしいのですか」。イエス様に、彼が何をしてほしいのか、おわかりにならないはずがありませんでした。でも、イエス様はあえてそう問いかけられたのです。彼の信仰、それも、絶対にイエス様ならおできになるという強い信仰を引き出そうとされたのです。イエス様から問いかけられた彼は即答しました、「主よ、目が見えるようにしてください」。イエス様は、彼におっしゃいました、「見えるようになれ。あなたの信仰があなたを救いました」。すると、ただちに彼の目が見えるようになり、イエス様に従っていく者となりました。

 キリストは、私たちにも「わたしに何をしてほしいのですか」と尋ねておられます。キリストは、私たちの悩みも苦しみも悲しみも傷も痛みも全て知っておられるお方ですが、あえてそう問われるのです。それは、私たちが「主よ、目が見えるようにしてください」と、信仰をもってお答えするのを待っておられるからです。私たちは、神様から遠く離れ、そのままでは滅びてしまう存在でした。心の目が閉ざされ、神様が見えず、真理も見えず、自分の行く末が滅びだということも見えていませんでした。そんな私たちの閉ざされた目を見るようにし、私たちを滅びから救うために、神様はひとり子キリストを私たちのもとに遣わしてくださいました。キリストが十字架にかかって死に、死を破ってよみがえられたことによって、私たちの救いの道が完成しました。自分の罪を悔い改め、キリストを救い主と信じる者は誰でも、罪の赦しと滅びからの救いをいただくことができます。ただし、私たちがこの救いを求めなければ何も始まりません。ですから、まずキリストは「わたしに何をしてほしいのですか」と、私たちに尋ねられるのです。私たちが「主よ、目が見えるようにしてください」とお答えし、救いを求めるなら、豊かな救いのわざが始まっていきます。キリストの救いは、必ず私たちの目は開き、神様をしっかりと見て、平安と喜びと希望をもって生きる者に私たちを変えてくれます。

 「わたしに何をしてほしいのですか」と、今日、キリストはあなたにも尋ねておられます。あなたは何とお答えするでしょうか。「主よ、目が見えるようにしてください」とお答えし、キリストの救いを受け取っていただきたいと心から願います。

 教会ではあなたのお越しを心からお待ちしています。

 

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