希望のダイヤル

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2025.02.08

天の父の住まい

ヨハネ14:2,3

こんにちは、お元気でいらっしゃいますか。


 先日、私の母・岩間サヨ子が天に召されました。四日市市の特別養護老人ホームで、安らかに100才と4カ月の生涯を閉じました。誤嚥性肺炎と心不全が原因だったようです。20年前に、三重県の鈴鹿から宝塚まで来て、私から洗礼を受けました。教会生活はできておらず、私たち家族が2、3か月ごとに鈴鹿に出向いて、自宅で小さな集会を開き、賛美歌を歌い、聖書のお話を聞くというだけの信仰生活でした。しかし、神様の憐れみは確かに注がれ、天国の望みを持って長寿を全うしました。


 イエス・キリストは、十字架で死なれる前夜に、次のような御言葉を語っておられます。「わたしの父の家には住む所がたくさんあります。そうでなかったら、あなたがたのために場所を用意しに行く、と言ったでしょうか。わたしが行って、あなたがたに場所を用意したら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしがいるところに、あなたがたもいるようにするためです。」ヨハネ14章2、3節の御言葉です。


 キリストは、神の独り子でしたが、およそ2000年前にこの世に来られ、十字架につけられて死なれました。罪のない神の御子が、惨い十字架につけられたのは、当時のユダヤ人指導者たちの妬みによるものでしたが、実は私たちの罪のための身代わりでした。


 私たち人間は、神様の御手によって創造されたのですが、神様に背き、神様から離れて、滅びゆく者になりました。これが私たち罪人の姿です。自己中心であり、傲慢であり、愛がなく、人を蔑むというのは、神様から離れてしまっていることの表われです。そんな私たちを罪から救い、滅びから免れさせるために、キリストは十字架にかかって死んでくださいました。神様の前に自分の罪を悔い改め、キリストがこの自分の罪のために十字架で命を捨ててくださったと信じるなら、誰でも罪が赦されます。そして、神の子どもとなって、キリストが用意してくださっている天の住まいに憩うことができます。


 母は、このキリストの救いに与り、天の父の住まいに移されました。どれだけはっきりと救いを握っていたかはわかりませんが、洗礼を受け、御言葉を聞いていたという点において、神様の憐れみがあったと信じます。


 私たちの寿命はどれだけかは、誰もわかりません。父なる神様だけがご存じです。はっきり言えることは、私たち信じる者のためには、天の住まいが約束されているということです。あなたもぜひこの約束を握って、許されている地上の生涯を、希望を持って歩んでいっていただきたいと心から願っています。

 

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