希望のダイヤル

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※毎週土曜日に更新されます。

2024.10.19

それを、ここに持って来なさい

マタイ14:18

こんにちは。ご機嫌いかがでしょうか。

 私たちはいろいろな場面で物事を過小評価しがちです。これぽっちが何になるっていうんだ、こんなもの、あってもなくても同じだろ、という具合にです。そして、ときに過小評価によって重大なことを見過ごしにしてしまうようなことがないでしょうか。

 聖書にこのようなエピソードがあります。イエス様のお話を聞くために、数千人もの人々が集まっていたときのことでした。イエス様は弟子たちに、”この人々に食べるものを用意してあげなさい”とおっしゃいました。弟子たちは困り果てました。こんなたくさんの人々の食事を用意するなんて、無茶だと思いました。彼らの手元には、五つのパンと二匹の魚がありましたが、彼らは、”これぽっちが一体何になるか”と、心に留めませんでした。すると、イエス様はおっしゃいました、「それを、ここに持ってきなさい」。彼らがイエス様のところにパンと魚を持って行くと、イエス様はそれを受け取り、人々に分け与え始めました。すると、わずかしかなかったパンと魚が、いくら分けてもなくならず、全員に行き渡って満腹したのです。

 「それを、ここに持ってきなさい」と、イエス様は私たちにも声をかけられます。私たちの「それ」とは何でしょうか。私たちは何をイエス様のところに持っていくべきなのでしょうか。他の何よりもまず、私たちは罪をイエス様のところに持って行きたいと思います。罪と言っても、何かの犯罪のことではなく、私たちの心、私たちの生き方、私たちの本性です。ともすると、私たちが”これぽっち…”、”こんなもの…”と見過ごしにしてしまっているものかもしれません。”私だけじゃないから”、”悪いのはあの人の方だから”、と言い訳と自己正当化をして、私たちは見過ごしてしまうのです。イエス様は、そうした私たちの罪を「ここに持ってきなさい」とおっしゃいます。イエス様は十字架にかかって、私たちの罪を赦してくださいました。私たちは、イエス様の十字架を信じることによって、罪を赦していただくことができます。

 あなたも、自分の心をもう見過ごしにするのはやめて、イエス様のもとに持って行きませんか。そして、罪の赦しをいただきませんか。

 教会では、10月27日(日)午後3時より、工藤篤子賛美コンサートを開きます。“地中海ソプラノ”で知られる工藤篤子さんの歌と、野田常喜さんのピアノをお楽しみいただきたいと思います。入場無料です。あなたのお越しを心からお待ちしています。

 

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