心を見られる主
歴代誌Ⅱ１６：９
こんにちは。ご機嫌いかがでしょうか。
神様は、私たちのどこをご覧になっているのでしょうか。外見の美しさや華やかさでしょうか。礼儀正しく振る舞っているのか、立派に生きているのか、社会的に落ち度なく人生を送っているのかというところでしょうか。そうしたこともすばらしいのでしょうが、神様がご覧になっているのは、もっと深い部分、私たちの心です。
聖書にこう書かれています、「主はその御目をもって全地を隅々まで見渡し、その心がご自分と全く一つになっている人々に御力を現してくださるのです」。神様は、全地の隅々、つまり、私たち一人一人の心を奥底まで見ておられます。私たちの心がどこを向いているのかを見ておられます。言うなれば、私たち一人一人は、この心を見ておられる神様の前を生きているのです。ですから、私たち自身も、自分の心の中を見て、心がどうなっているかを点検すべきなのです。
私たちの心の中はどうでしょうか。外側はいくら立派に、きれいに、見栄えよく取り繕っていても、心の中はどうなっているでしょうか。人を憎み、恨み、妬む心がありませんか。悪いこと、汚れたこと、醜いことを慕う心がありませんか。人を見下し、蔑む心がありませんか。人を蹴落としてでも、自分の得を追い求める心がありませんか。そうした汚れた心を、聖書では罪と言います。この罪の問題を抱えたままでは、私たちは滅びなくてはなりません。私たちの罪の問題を解決し、私たちに滅びからの救いを与えるために、神様はひとり子キリストを私たちのもとに遣わしてくださいました。キリストが十字架にかかって死に、死を破ってよみがえられたことによって、私たちに救いの道が開かれました。私たちが、自分の心の中をしっかり見て、心の中にある罪を悔い改め、キリストを救い主と信じるなら、罪の赦しと滅びからの救いをいただくことができます。
先にお読みした聖書の言葉の後半には、「その心がご自分と全く一つになっている人々に御力を現してくださるのです」とありました。キリストの救いをいただいた者は、神様が喜ばれるように歩んでいきます。そうして歩む者を神様も助けてくださり、御力を現し、豊かな祝福を注いでくださいます。
神様は私たちの心を見ておられます。この心を見られる主の前で、私たちも自分の心を見たいと思います。そして、キリストの救いをいただき、神様に御力を現していただく祝福された歩みを送る者となりたいと思います。
教会ではあなたのお越しを心からお待ちしています。