嵐を静めてくださる主
マルコ4:40
こんにちは。ご機嫌いかがでしょうか。
教会で行っているデイサービスに、私も微力ながら関わらせていただいていますが、先日、大雨の日がありました。台風1号が日本列島に接近し、梅雨前線がそれに刺激され、朝から夕方まで雨と風が続くという天候でした。デイサービスは朝夕の送迎がありますから、そのような日は大変です。送迎中に利用者が雨に濡れないよう、また、足を滑らせないよう、細心の注意を払います。また、そのような日は大抵、湿度が高く、気圧も不安定なため、一日を通じて注意が必要です。湿気で不快に感じておられないか、気圧の変化でバイタルが急変したりしないか、絶えず気を配っています。先日の大雨の日は、幸い、大きなトラブルも起こらず、業務を全て安全に終えることができました。そして、守ってくださった神様に感謝をささげながら家路に着くことができました。
さて、天気というものは、当然ながら私たちがコントロールできません。私たちは影響を受けて、対応を迫られるだけです。聖書にこのような記事が収められています。イエス様と弟子たちが、舟で湖の向こう岸へ渡ろうとされたときのことでした。突然、激しい突風が起こって、湖が嵐になりました。容赦無く入り込んでくる水で、舟は瞬く間にいっぱいになってしまいました。弟子たちは半ばパニックになりながら、イエス様に助けを求めました。イエス様は、すぐに立ち上がり、湖に向かって「黙れ、静まれ」と一喝されました。すると、途端に風は止み、あれほど荒れ狂っていた湖はすっかり凪になったのです。そして、呆然とする弟子たちに向かって、イエス様はこうおっしゃいました、「どうして怖がるのですか。まだ信仰がないのですか」。
私たちも、嵐の中を沈みかける舟のような存在です。嵐と言っても、仕事や家庭でのトラブル云々のことではありません。私たちの魂についてのことです。私たちの魂は、神様から遠く離れ、罪のために、滅びが定められています。まさに、転覆しかかっている舟のようです。しかし、私たちのもとに、神様からイエス・キリストが遣わされました。イエス様は、十字架にかかって死に、死を打ち破ってよみがえってくださいました。この十字架とよみがえりを信じる者は誰でも、罪の赦しと滅びからの救いをいただくことができます。
この救いをいただいた者は、ちょうどイエス様が乗ってくださっている舟のようなものです。救いをいただいた後も、嵐は私たちを襲います。神様から目をそらせよう、信仰を捨てさせようという嵐です。しかし、私たちがイエス様に助けを求めるなら、イエス様は、すぐに立ち上がり、嵐を静めてくださいます。「どうして怖がるのですか。まだ信仰がないのですか」というイエス様の言葉は、“私が舟の中にいるのだから、怖がる必要などないではないか、こういうときこそ、信仰を働かすべきときなのだよ”という意味だったのです。
イエス様は嵐を静めてくださるお方です。私たちも、イエス様の救いをいただいて、イエス様に舟に乗っていただきましょう。そして、信仰によって、イエス様に嵐を静めていただきましょう。
教会ではあなたのお越しを心からお待ちしています。