まず求めるべきもの
マタイ６：３３
こんにちは。ご機嫌いかがでしょうか。
ドラマや映画などで、戦時中や戦後の物資や食糧が不足していた時代の様子を見ると、”こんなときは大変だったんだな、もし自分がこの時代にいたとしたら、果たして生きていけるだろうか”と考えることがあります。そして、”今を生きる自分は、なんとたくさんのものに恵まれているのだろう”と気が付きます。ものが溢れ、食べ物や着るものに不自由しない今の私たちは、がんばれば、お金を貯めれば、お金を出せば、ほしいものが手に入る生活が当たり前になっているのです。
そのような物質的に豊かな生活が当たり前になっていると、あれがほしい、これもほしいと、自分の欲求に際限がないことに気が付きます。しかし、真の意味において、私たちがまず求めるべきものが何かを、聖書ははっきりと伝えます。キリストがこう言われました、「まず神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはすべて、それに加えて与えられます」。少し言葉がわかりにくいですが、「神の国」とは、神様が私たちと共にいて、私たちを導き、祝福を与えてくださることです。「神の義」とは、神様の正しさが貫かれることです。
私たち人間は、神様によって創造され、神様のもとで「神の国」と「神の義」の中を生きる存在でした。しかし、罪のために、私たちが享受していた「神の国」と「神の義」は失われてしまいました。私たちは神様から遠く離れ、そのままでは滅びてしまうものとなってしまいました。そんな私たちが滅びるのを惜しんで憐れんでくださった神様は、ひとり子キリストを私たちのもとに遣わしてくださいました。キリストが十字架にかかって死に、死を破ってよみがえってくださったことにより、私たちに救いの道が開かれました。私たちは、自分の罪を悔い改め、十字架を信じることによて、罪の赦しと滅びからの救いをいただくことができます。「神の国」と「神の義」がもう一度私たちの上に注がれ、私たちは神様の祝福のうちを歩み始めることができます。「まず神の国と神の義を求めなさい」とは、キリストの救いを求めなさいという意味だったのです。
あなたは何を求めていますか。キリストの救いこそ、私たちがまず求めるべきものです。あなたもぜひ、キリストの救いに与っていただきたいと切に願います。
教会ではあなたのお越しを心からお待ちしています。