永遠に変わらないキリスト
ヘブル13:8
こんにちは。ご機嫌いかがでしょうか。
人は古来から永遠というものに憧れてきました。中国に初めての統一王朝を築いた秦の始皇帝は、不老不死に憧れ、使者を遣わして霊薬を探させました。当然そんなものは見つからず、始皇帝は49歳の若さにして、領土を視察する旅の途中で急死したと言われます。彼の姿は、現代の私たちにも通じるものがあるように思えませんか。私たちも、どこかに変わらないものがあるのではないかと憧れ、それを求めているところがあるからです。ところが、残念ながら、どこを探しても、変わらないものなど見つからないのです。私たち自身も、私たちの周りにあるものも、全てがどんどん変わっていきます。熱く燃えていたものは冷め、美しく輝いていたものはくすみ、力強くみなぎっていたものは衰えてしまいます。では、永遠に変わらないものなど、存在しないのでしょうか。
聖書に目を向けてみましょう。はっきりとこう書かれています、「イエス・キリストは、昨日も今日も、とこしえに変わることがありません」。神様と、神のひとり子キリストこそ、他のものがどんなに変わり衰えても、永遠に変わることのないお方です。私たちも、本来は神のかたちに似せて創造され、神様と共に、永遠を享受する存在でした。私たちの中に脈々と受け継がれている永遠への憧れは、その名残りだとも言えるでしょう。ところが、罪のために、私たちは神様から離れてしまいました。神のかたちは壊され、私たちは永遠から程遠い存在、そのまま行けば確実に滅びなければならない存在となってしまったのです。しかし、神様の元から遣わされたひとり子キリストが、十字架にかかって死に、死からよみがえってくださったことによって、私たちのために救いの道が開かれました。キリストを信じる者は、誰一人の例外なく、罪の赦しと滅びからの救いをいただき、永遠の命の希望に生きることができます。肉体の命が終わりを迎えても、魂が神様の元で憩い、永遠に生きることができるという希望です。この希望に生きる者は、どんなに目に見えるものが変わっても、私たち自身や私たちの周りにあるものが変わっていっても、落胆せず、失望せず、前を向いて生きていくことができます。
あなたもぜひ、永遠に変わることがないキリストの救いに与っていただきたいと思います。そして、永遠の命の希望に生きる者となっていただきたいと切に願います。
教会ではあなたのお越しを心からお待ちしています。