一匹の羊を探して
ルカ１５：４－６
こんにちは。ご機嫌いかがでしょうか。
「孤独」とか「孤立」という言葉を聞いて、あなたはどう感じますか。初っ端から暗いことをお話ししてしまいますが、学校にせよ、地域にせよ、家庭内にせよ、現代はなんと「孤独」や「孤立」の多い時代だと感じずにはおれません。なんと多くの人たちが「孤独」や「孤立」を感じ、その中で苦しんでいることかと思います。「孤独」や「孤立」を感じるとき、あなたはどうしますか。
イエス・キリストがあるとき、このような譬え話を語られました、「あなたがたのうちのだれかが羊を百匹持っていて、そのうちの一匹をなくしたら、その人は九十九匹を野に残して、いなくなった一匹を見つけるまで捜し歩かないでしょうか。見つけたら、喜んで羊を肩に担ぎ、家に戻って、友だちや近所の人たちを呼び集め、『一緒に喜んでください。いなくなった羊を見つけましたから』と言うでしょう」。この譬え話が語る通り、羊飼いというのは、飼っている羊一匹一匹をかわいがり、愛情を注ぎます。どんなにたくさんの羊を飼っていても、それぞれの特徴を知っていて、見分けると言われています。もしそのうちの一匹でもいなくなったら、必死になって探しに行くのです。神様もこの羊飼いと同じです。私たちが孤独・孤立を感じるとき、周囲から見放されたり、追い詰められたり、置いてきぼりにされるとき、私たちを見つけるまで探し、見つけたら、喜んで肩に担いで連れ戻してくださいます。
私たちは、罪のために神様から遠く離れてしまっていました。暗い夜道、群れからはぐれて迷子になった羊のような存在でした。そのままでは確実に滅んでしまうものだったのです。しかし、神様が私たちを見つけ出してくださいました。ご自分のひとり子キリストを遣わし、十字架と復活による救いの道を開いてくださったのです。誰でも、罪を悔い改め、キリストの十字架と復活を信じるなら、どんな罪も赦され、滅びからの救いをいただくことができます。一匹の羊を探して見つける羊飼いのように、神様は、キリストを通して、一人ぼっちの私たちを探して見つけ、救い出してくだるのです。キリストの救いをいただいた者は、周囲がどうであれ、神様の前を誠実と喜びと感謝と平安に溢れて、生きていくことができます。
あなたは今、孤独や孤立を感じておられますか。孤独・孤立の中で不安に押しつぶされそうになっていますか。どうぞ、神様があなたを探しておられることを知ってください。キリストのもとに来て、キリストの救いをいただいてください。
教会ではあなたのお越しを心からお待ちしています。