キリストという土台
Ⅰコリント3:10,11
こんにちは。ご機嫌いかがでしょうか。
イタリアのピサには、有名なピサ大聖堂の鐘楼(しょうろう)、いわゆるピサの斜塔があります。高さ55mのこの建物が約3.97度傾いているのは、不等沈下と言われる地盤沈下が原因です。私たちの心も、土台をしっかりと据えていないと、真っ直ぐに建っているつもりでも傾いてしまう、ということになりかねません。
聖書にも、私たちの心が建築に例えられて語られている箇所があります。その中の一つにこのようなものがあります、「私は、自分に与えられた神の恵みによって、賢い建築家のように土台を据えました。ほかの人がその上に家を建てるのです。しかし、どのように建てるかは、それぞれが注意しなければなりません。だれも、すでに据えられている土台以外の物を据えることはできないからです。その土台とはイエス・キリストです」。これは、使徒パウロがコリントの町の教会に宛てて書き送った、手紙の中の一節です。ここで語られている通り、パウロが人々に語り伝えたのは、イエス・キリストの福音でした。それはちょうど、聞く人々の心に、キリストという土台を据えるようなものだ、と彼は語ります。
私たちは本来、神様に創造され、神様のもとでしっかりと土台の据えられた生き方をする存在でした。しかし、私たちの内に罪が入り込み、神様と私たちとの関係は土台もろとも崩れてしまいました。私たちは、神様から遠く離れてしまい、根無草のように滅びへと流れてしまう存在となってしまいました。そんな私たちが滅びるのを惜しんでくださった神様は、私たちにひとり子キリストを与えてくださいました。キリストは、十字架にかかって死なれ、死を打ち破ってよみがえってくださいました。キリストの十字架と復活を信じる者は誰でも、罪を赦され、滅びからの救いをいただくことができます。救い主キリストという土台を据えていただき、永遠の命の希望を持ちながら、しっかりと自らの生きる道を建て上げていくことができます。人生の嵐がやってきても、キリストという土台がありますから、傾くことはありません。
あなたも、このキリストの救いをいただいて、キリストという土台を据えていただきませんか。そして、傾くことなく、揺らぐことなく、生きていきませんか。
教会では、毎週日曜日、午前10時半より礼拝を行っています。クリスチャンの方もそうでない方も、どなたでも集っていただける開かれた集会です。ぜひご参加ください。