信仰が救う
ルカ8:48
こんにちは。ご機嫌いかがでしょうか。
以前、ある映画を観て、信頼関係について考えたことがあります。その映画のストーリーはこうです。一人の男の人が、飛行機の墜落事故で奇跡的に助かり、無人島で暮らすことになりました。彼は、島で生き抜こうと孤軍奮闘するのですが、なかなかうまくいきません。そんな彼が辿り着いたのが、顔を描いたバレーボールを傍に置くという方法でした。彼はそのボールに名前をつけ、まるで自分の相棒のように話しかけました。それが、彼が島で生き抜く鍵となりました。言ってみれば、彼はこの擬人化された一つのボールと信頼関係を築いたのです。そして、この信頼関係が極限の状態で生き抜く原動力となったのです。信頼関係は、一人では築くことができません。誰か相手がいて初めて、成り立つものです。私たちは、家族や友人など、周りにいる人たちと信頼関係を築きます。濃厚な関係もあれば、仕事上のドライな関係もあるでしょう。長きに渡っての関係もあれば、これから育んでいく関係もあるでしょう。
さて、聖書もまた、大切な信頼関係について語ります。神様との信頼関係です。これが、信仰です。信仰とは、私たちが神様に対して結ぶ関係のことです。
聖書にこう書かれているところがあります、「娘よ、あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい」。これは、キリストの元にやってきて、病を癒やされた女性に対して、キリストが仰った言葉です。彼女は、必死の思いでキリストを信じて、すがりつきました。そのとき、信仰という神様との信頼関係が築かれ、彼女は癒やされたのです。
信仰による救いは、私たち全ての人に与えられた道です。私たちは、本来、神様によって造られ、神様との深い信頼関係の中を生きる存在でした。しかし、罪が入り、その関係は壊されました。私たちは神様から遠く離れ、滅びゆく存在となったのです。そんな私たちを救うために、キリストは十字架にかかって死に、よみがってくださいました。私たちがキリストの十字架と復活を信じるならば、罪の赦しと滅びからの救いをいただくことができます。かつて壊された神様との関係は回復され、私たちは、神様を信じる者として、神様との深い信頼関係の中を平安と希望をもって生きていくことができます。
“あなたの信仰があなたを救う”。キリストは私たちにもこう語っておられます。ぜひ、あなたもキリストを信じて、キリストの救いをいただいてください。
教会では、毎週日曜日の礼拝を、新型コロナウイルス感染防止のために、午前9時半からと11時からの二回に分けて行っていましたが、11月から午前10時半からの一部制に戻しています。お間違えのないようにお願いします。