わたしのもとに来なさい
マタイ11:28
こんにちは。ご機嫌いかがでしょうか。
数年前、イギリスのオックスフォード英語大辞典のオンライン版に、日本語から輸入されたある言葉が登録され、話題を呼びました。それは「KAROSHI」。そう、働き過ぎて死に至る、過労死です。それまでの英語には、ジョークとして「働き過ぎて死んじゃうよ」とか「死ぬまで働くつもり?」といった表現はあったものの、本当に過労が原因で死んでしまうという意味の言葉は存在しませんでした。世界的に権威のある辞典にこの「過労死」が登録されたことにより、真面目だ、勤勉だとされてきた日本人の実態が世界中から注目されることになったのです。
真面目さや勤勉さは、大切なことです。しかし、もしそれらが、表面的だったり、偏っていたり、行き過ぎたものだったら、どうでしょうか。繊細で、もろい私たちの心は、いとも簡単に壊れてしまいます。心の影響は、様々な形で精神や体の不調となって表れます。これが、現代の日本に病巣のように巣食っている問題だと言われています。
ここで、聖書に目を向けてみましょう。聖書はこう語ります、「すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます」。イエス・キリストがおっしゃった言葉です。キリストは語ります、「わたしのもとに来なさい」と。キリストのもとに来るとは、キリストを信じるということです。私たちは、本来、神様に創造され、神様のもとで生きる存在でした。しかし、罪が入り込み、私たちは神様から遠く離れてしまいました。どんなに頑張って生きても、真面目に、勤勉に生きようとしても報われない、滅びが定められた存在となってしまったのです。それでも、神様は、一人子キリストを私たちのところに遣わし、救いの道を開いてくださいました。キリストが十字架にかかって死に、死を打ち破ってよみがえるということを通して、開かれた道です。誰でもキリストの十字架と復活を信じる者は、罪の赦しと滅びからの救いをいただくことができます。そして、キリストを信じる信仰によって生きていくことができます。様々な困難に遭っても、信仰を働かせ、大胆に、希望と確信をもって、前に進むことができます。
あなたも、目の前のことで、また、様々なことで、疲れていませんか。重荷を負って、潰れそうになっていませんか。そのようなあなたに、今、キリストは語りかけておられます、「わたしのもとに来なさい」と。あなたはどう応えますか。
教会では、25日(日)午後3時より、フルートコンサートを行います。新型コロナウイルス感染防止対策を徹底しての開催です。入場無料です。どなたでもお気軽にお越しください。