とこしえに変わることがないキリスト
ヘブル13:8
こんにちは。ご機嫌いかがでしょうか。
人は古来から永遠というものに憧れてきました。中国に初めての統一王朝を確立させた秦の始皇帝も、永遠の命に憧れ、使者を遣わし、伝説の山蓬莱(ほうらい)にある不老不死の霊薬を探させたと言われています。現代の私たちも、永遠のものに憧れ、永遠を求めているのかもしれません。ところが、残念ながら、あちこち探しても、永遠のものなど見つからないのです。私たちの心や精神は、寿命のある私たちの肉体と同様、衰え弱ります。私たちの人間関係も変質し崩れていきます。私たちを取り巻く社会も、時代と共にどんどん変わっていきます。私たちを太古の昔から支えてくれた地球の大自然も、いろいろなところで終焉が近いことを教えてくれています。こう考えていくと、永遠のもの、永遠に変わらないものなど、一体どこにあるのだろうかと思いたくなります。
聖書は、この問いに対して明確な答えを出しています。聖書はこう語ります、「イエス・キリストは、昨日も今日も、とこしえに変わることがありません」。神様と、神のひとり子キリストこそ、他のものがどんなに変わり衰えても、永遠に変わることのないお方です。私たちも、本来は神のかたちに似せて創造されました。神様と共に、永遠を享受する存在だったのです。私たちの中に永遠への憧れがあるのは、その名残りだとも言えるでしょう。ところが、罪のために、私たちは神様から離れてしまいました。神のかたちは壊され、私たちは永遠から程遠い存在、そのまま行けば確実に滅びなければならない存在となってしまったのです。しかし、神様の元から遣わされたひとり子キリストが、十字架にかかって死に、死からよみがえってくださいました。このキリストの十字架と復活こそ、私たちのために開かれた救いの道でした。キリストを信じる者は、誰一人の例外なく、罪の赦しと滅びからの救いをいただき、永遠の命に生きることができます。目に見えるもの、私たちを取り巻くものが変わっても、決して変わることのない永遠の命です。とこしえに変わることがないキリストだからこそ、とこしえに変わることがない救いを与えることができるのです。
あなたもぜひ、とこしえに変わることがないキリストの救いをいただきませんか。そして、永遠の命に生きる者となりませんか。
教会では、新型コロナウイルス感染防止に努めながら、毎週日曜日9時半からと11時から、礼拝を行っています。あなたのおいでをお待ちしています。