希望のダイヤル

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2022.04.09

捨てられたキリスト

マタイ27:46

こんにちは。お元気でいらっしゃいますか。

4月10日から始まる一週間は、受難週です。主イエス・キリストが、私たちの罪のために十字架の苦しみを受けてくださったことを覚え、私たちに与えられた贖いの恵みを確認する期間です。

マタイの福音書27章46節に、こう書かれています。「三時ごろ、イエスは大声で叫ばれた。『エリ、エリ、レマ、サバクタニ。』これは、『わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか』という意味である。」イエス・キリストが、十字架の上で神様に向かって大声で叫ばれた場面です。私は、まだ教会に行き始めて間もない頃、このみ言葉に接した時、不遜にも、“イエス様は、この期(ご)に及んで、どうしてこんな泣き言を言われたんだろう”などと思ったものです。

しかし、これは泣き言などではなかったのです。この叫びは、本当は私たちが上げなければならない叫びでした。なぜなら、私たちは、神様から捨てられなければならない者だったからです。

私たちは、神様によって造られ、神様に愛された者でしたのに、神様の存在を無視し、平気で神様の愛を踏みにじり、自分勝手な道を歩んできました。それが私たちの罪の大元です。そこから私たちは、傲慢になり、自己中心になり、人に対しても冷淡になりました。そのような罪人の私たちは、そのままでは確実に滅んでしまう者でした。

そのような私たちを、神様はなおも愛してくださって、独り子キリストを世に遣わし、十字架におかけくださいました。私たちが罪と滅びから救われるためです。罪のために神様から捨てられて何の文句も言えないはずの私たちが、捨てられないため、捨てられるはずのない罪なき神の御子キリストが、神様から捨てられてくださったのです。「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」というキリストの叫びは、私たちの、そしてあなたの身代わりの死を意味する叫びだったのです。

この受難週に、私たちは、自分の罪を素直に認め、神様の前に悔い改め、キリストの十字架が私のためだったと信じて、罪が赦される救いをいただきましょう。そして、神様の前にきよい心を与えられた者として、真実に歩んで行きましょう。

教会では、新型コロナウイルス感染防止に努めながら、毎週日曜日、午前9時半からと11時からの二回に分けて、礼拝を行っています。どなたでもお気軽にお越しください。

 

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