苦難の日に助け出される神
詩篇50:15
こんにちは。ご機嫌いかがでしょうか。
先日、テレビを見ていると、冬季オリンピックで活躍した選手たちがインタビューを受けている様子が映っていました。”辛いときや、思うように成果が出せないときはどうしますか?”といった趣旨の質問に対して、選手の一人が、”自分を信じて頑張る”と答えていました。自分を信じて頑張る…。おそらく、スポーツの世界では常識中の常識なのでしょう。
私たちは人生の中で、様々な苦難を経験します。苦難のとき、それをどう乗り越えていけばよいのか。先ほどのようなスポーツの世界に限らず、世間一般では、自分を信じて頑張れと励まされることが多いように感じます。では、聖書にはどうあるのでしょうか。このように書かれているところがあります、「苦難の日に わたしを呼び求めよ。わたしはあなたを助け出し あなたはわたしをあがめる」。苦難の日、つまり、苦しいときには、神様に呼び求めよと言われています。そうするならば、神様が私たちを助け出してくださるからです。必ずしも苦しみが取り去られるということではないかもしれません。その苦しみを通して、私たちが大切なことを学び、成長すること、私たちが強くなることも、神様からの助けだと言えるでしょう。そして、聖書はさらに踏み込みます。究極的な意味で、神様が与えてくださる助けとは、イエス・キリストによる救いです。私たちは誰一人の例外なく、神様の前に罪人です。罪のために永遠の滅びが定められていた存在です。しかし、神様のひとり子イエス・キリストが神様の元から遣わされ、十字架と復活による救いを与えてくださいました。キリストの十字架と復活を信じる者は誰でも、罪の赦しと永遠の命の約束をいただき、救われます。これこそ神様が私たちに与えてくださる最大の助けなのです。救いを私たちに与えることのできる神様は、私たちがどんな苦難に直面するときでも、私たちに助けを与えることができるのです。
「苦難の日にわたしを呼び求めよ」。神様は私たちに語りかけておられます。苦難のとき、私たちも神様を呼び求めましょう。そして、神様に助けていただき、神様を信じる者となりましょう。
教会では、新型コロナウイルス感染防止に努めながら、毎週日曜日9時半からと11時から、礼拝を行っています。あなたのおいでをお待ちしています。