新しくしてください
詩篇５１：１０
新年あけましておめでとうございます。この年も、皆様の上に神様の豊かな祝福がありますようお祈りいたします。
さて、正月のこの時期を、皆様はどのような気持ちで過ごしておられるでしょうか。”今年こそは…”と、いろいろな心構えや抱負や目標を掲げ、新しい気持ちで過ごしておられる方も多いかもしれません。
私たちは、新しいことや新しいものを好む傾向にあります。私は、昨年の暮れ、１ヶ月ほど前に近所に新しくできた、大型家電量販店に行くことがありました。気にはなっていながら、なかなか行く機会がなく、ようやく足を運んだのです。店に入るなり、新築独特の香りに包まれました。すると、私の気持ちはいち早く反応し、大した買い物で来たわけでもないのに、ワクワクしてきたのです。自分がいかに新しいものが好きなのかを、改めて悟った次第でした。新しいこと、新しいものには、何か人を魅了するものがあるのです。
神様も、私たちが新しくなることを望んでおられます。この場合の新しくなるとは、私たちの心構えや抱負や目標のことではなく、私たちの心です。聖書にこのような言葉があります、「神よ 私にきよい心を造り 揺るがない霊を 私のうちに新しくしてください」。ここでまず気がつくのが、これが祈りの言葉だということです。つまり、私にきよい心を造るのも、私を新しくするのも、私の力、努力、精進ではなく、神様によるものだということです。神様だけが、私たちを新しくすることができます。私たちは、罪のために神様から離れ、そのまま行けば滅びる存在でした。ボロボロになった古い布ぎれのようなものだったのです。しかし、神のひとり子イエス・キリストが神様から遣わされ、十字架にかかって死んでくださいました。私たちは、キリストの十字架を信じることによって、罪を赦していただき、滅びから救われることができます。ボロボロの古い布ぎれから、新しい真っさらの反物になるようなものです。ただ私たちが、神様に向かって「新しくしてください」と求めていくことです。私たちが求めていけば、神様は必ず私たちをキリストの救いへと導き、私たちを新しくしてくださいます。
今年がどのような年になるのか、誰にもわかりません。キリストの救いをいただいて、新しくなった年になったとすれば、どんなに素晴らしいことでしょうか。
教会では、新型コロナウイルス感染防止に努めながら、毎週日曜日９時半からと１１時から、礼拝を行っています。あなたのおいでをお待ちしています。