心を備えましょう
イザヤ9:6
こんにちは。ご機嫌いかがでしょうか。
教会のカレンダーでは、11月28日(日)からアドベントが始まりました。アドベントとは、クリスマスを待ち望むための期間のことです。心を静め、クリスマスに向かって心を備える大切な期間です。街はクリスマスムード一色です。でも、この時期、教会は、”クリスマスに向けて心を備えましょう”と呼びかけます。なぜなら、静まって備えのできた心にこそ、神様は語りかけ、キリストのお誕生の意味を教えてくださるからです。
この”心を備えましょう”という呼びかけは、聖書のあちこちに見られます。神様は、ある特定の人を任命し、これから起こるご自分のわざを指し示し、それに向けて心を備えよ、というメッセージをその人を通して語られました。聖書では、これを預言と言います。予め言い当てる”予言”ではなく、神様からメッセージを預かって語る”預言”です。この預言のために任命される人を預言者と言います。
救い主が与えられることも、イエス・キリストのお誕生より遥か昔から、聖書に預言されていました。イザヤという預言者がこう語りました、「ひとりのみどりごが私たちのために生まれる。ひとりの男の子が私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は『不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君』と呼ばれる」。一人の男の子が生まれるとあります。ただの男の子ではありません。主権を持っており、「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれると言われています。まさに、イエス・キリストはそのような方としてお生まれになりました。神様から遣わされたお方であり、私たちに罪の解決のための的確な助言を与え、神の力を持って私たちを滅びから救い、私たちを永遠の命と真の平和に至らせるお方でした。キリストがお生まれになったのは、まさにこのためでした。十字架にかかって救いを完成し、それを信じる者には誰にでも、罪の赦しと滅びからの救いを与えるためだったのです。
キリストの救いは、聖書の語るメッセージの中心です。クリスマスは、キリストがこの救いを実現するためにお生まれになったときです。私たちも、クリスマスに向かって心を備えたいと思います。そして、キリストの救いをいただきたいと思います。
教会では、新型コロナウイルス感染防止に努めながら、毎週日曜日9時半からと11時から、礼拝を行っています。あなたのおいでをお待ちしています。