新しく生まれる
ヨハネ3:3
こんにちは。副牧師の岩間篤知です。
赤ちゃんの脳は、大人の脳よりもはるかに速いスピードで物事を学習すると言われています。ある研究によれば、生まれたばかりの赤ちゃんの脳には、既に140億個もの細胞があり、それぞれが目まぐるしい速さで結ばれていくことで発達するのだそうです。その結ばれ方は均一ではなく、刺激の多い部分では活発に起こり、刺激の少ない部分では緩やかに起こるのだとも言われています。改めて、赤ちゃんの学習能力は素晴らしいなと思う次第です。
さて、聖書には赤ちゃんが例えに用いられている箇所が、いくつかあります。イエス・キリストのおっしゃった言葉をひとつご紹介しましょう、「人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません」。「神の国を見る」とは、ここでは、神様に受け入れれられる、神様からの祝福に満たされて生きる、ということだと捉えて良いでしょう。では、「新しく生まれなければ」とは、どういう意味なのでしょうか。イエス様はこの言葉を、ニコデモという人に語られました。彼は、律法の専門家、つまり、人々に聖書のことや神様のことを教える宗教指導者でした。しかし、その彼をしても、イエス様がおっしゃったことの意味がわかりませんでした。彼はとっさに反論しました、”どうしてそんなことがありえるでしょうか。人がもう一度赤ちゃんに戻って、お母さんのおなかの中に戻るなんて”。当たり前です。そんなこと、不可能です。イエス様がおっしゃったのは、そういうことではなかったのです。
これは魂のことなのです。魂が古い状態から新しくなる、新しく生きる、ということです。私たち人間は、神様の前に生まれながらの罪人です。そのままでは滅びる存在です。言ってみれば、古い状態なのです。しかし、神の子キリストが、神様から遣わされ、十字架の上で救いを完成してくださいました。キリストを救い主と信じる者は誰でも、罪の赦しをいただき、魂が新しく生まれた者となることができます。
こうしてキリストの救いをいただいて、魂が新しく生まれた者が、神様の祝福をいただいて、いきいきと生きていくことができます。あなたも、キリストの救いをいただいて、魂が新しく生まれるという体験をしませんか。
教会では、新型コロナウイルス感染防止に努めながら、毎週日曜日9時半からと11時から、礼拝を行っています。あなたのおいでをお待ちしています。