キリストの福音にふさわしい生活
ピリピ1:27
こんにちは。お元気でお過ごしですか。
ピリピ人への手紙シリーズ第8回は、1章27節です。こうあります。「ただキリストの福音にふさわしく生活しなさい。」
「キリストの福音にふさわしい生活」とは、どんな生活でしょうか。イエス様を知っている者らしく、慎ましやかで、大声を出さず、おしとやかに生活することでしょうか。そうではありません。そもそも「何々らしく」という考え方はあまり感心しません。
「キリストの福音にふさわしい生活」とは、キリストの福音を知った者として、という意味です。福音とは、良きおとずれ、嬉しい知らせ、グッドニュースです。福音という言葉は、一般でも時々使われます。たとえば、子どもがほしくても出来ない夫婦にとって、体外受精で子どもが与えられる話は、“福音”だ、という具合にです。しかし、本当の福音は、キリストの福音、つまり、キリストによって私たちに伝えられた嬉しいニュースです。
何が嬉しいのでしょうか。私たち罪人が、キリストの十字架を信じれば救われるということが嬉しいのです。私たちは、生まれながら神に逆らう罪人です。そのままでは滅んでしまう者です。しかし、愛なる神様は、そんな私たちを憐れんでくださり、御子キリストをこの世に送ってくださいました。キリストは、罪のないお方でしたのに、十字架にかかって死なれました。私たちのためです。私たちが、罪が取り除かれて、天国に行けるようになるため、私たちが喜びと平安をもって生きることができるようになるためです。
一生懸命、努力をして、生きがいのある人生を切り開くのではありません。弱い私たちには、それは不可能です。キリストの十字架を信じればいいのです。自分の罪を悔い改め、キリストの十字架が私のためだったと信じれば、救われるのです。信じれば誰でも救われる、これが福音です。
この福音を知った者として、救いをいただいた者として、この世を生きていく。これが「キリストの福音にふさわし」く生きるということです。あなたもそういう歩みをなさいませんか。
教会では、毎週日曜日、午前10時半から礼拝を行っています。賛美歌を歌い、牧師が語る聖書からのメッセージを聞きます。どなたでも集っていただける開かれた集会です。あなたのおいでを心からお待ちしています。
最後に、新型コロナウイルス感染拡大のために苦しみにあっている方々や、恐れに囲まれている方々の上に、キリストの癒しと励ましがありますようお祈りいたします。