永遠の愛
エレミヤ31:3
こんにちは。お元気でいらっしゃいますか。
クリスマスが近づいてきました。今年は12月1日からがアドべント第1週です。クリスマスを待ち望んでいきましょう。
私たちが好む言葉の一つに、「愛」という言葉があります。しかし、本当の愛とはどういうものかが、案外知られていないように思います。わが子を虐待する親、親に暴力を振るう子ども、簡単に離婚してしまう夫婦…など、私たちのまわりで日常茶飯事のように起こってくる問題が、そのことを端的に現しています。
人間が本来もっている愛は、限りあるものです。“これ以上無理”という限界があります。また、人間の愛は変質します。憎しみに変わったり、薄れてしまったりします。けれども、限界もなく変質もしない、本物の愛があります。それは、神様の愛です。旧約聖書のエレミヤ書31章3節に、こう記されています。「永遠の愛をもって、わたしはあなたを愛した。それゆえ、わたしはあなたに真実の愛を尽くし続けた。」
神様が私たちに注いでいてくださる愛は、永遠です。無制限です。これには、時間的な意味と程度においてと二通りの意味があるように思います。まず神様は、私たちをいつまでも愛してくださいます。若いときだけ、とか、元気なときだけ、とかではなく、いつでも、私たちがどんな状態でも、神様は私たちを愛してくださるのです。
また、神様は私たちをとことん愛してくださいます。弱くて、つまずきやすい私たちを、神様は決してあきらめたり、見限ったりはされません。人間の愛は、見返りを求めるものです。どれほど愛しても、何の応答もないばかりか、かえって反抗ばかり…となれば、愛は必ず冷えていきます。しかし、神様の愛は、いっこうに神様を信じようとしなかった私たち、それどころか逆らってばかりいた私たちに注がれ、強情な私たちを、それでも愛して、愛し抜いて、とうとうその独り子イエス・キリストを、私たちのために十字架におつけになりました。これほどの愛がどこにあるでしょうか。
この限りない愛を素直に受けとめましょう。神様の愛は真実です。偽りやごまかしがありません。この無制限で真実な神様の愛をいただき、キリストの十字架による救いの恵みをいただいたなら、私たちもまた、他の人々に対して、真実な愛を向けていくことができるのです。
教会では、12月22日(日)午前10時半からクリスマス礼拝、その午後1時半からロウソクの灯を囲んで礼拝するキャンドルライトサービス、24日(火)午後5時から、ロウソクの灯を掲げながら阪急逆瀬川駅前でキャロルを歌うキャロリング、そのあと6時半から、ベアンテ・ボーマン先生によるチェロコンサートを予定しています。どの集会も、お気軽にご参加ください。