子どものようにならない限り
マタイ18:3
こんにちは。お元気でいらっしゃいますか。
先日、教会で、幼児・児童祝福式を行いました。30名ほどの子どもたちが、前に進み出て、牧師の私に、頭に手を置かれ、神妙な面持ちで神様の祝福を受けていました。
子どもたちは、聖書のお話を真剣に聞きます。遅かれ早かれ、御言葉が彼らの心の内を照らし、彼らは自分の罪が分かります。やがて、罪から救われたいと願う思いが与えられ、神様の前に悔い改めます。そして、イエス様の十字架が私のため、僕のためだった信じて、罪の赦しの救いをいただきます。ドラマチックで感動的なプロセスです。
イエス様はこう言われました。「まことに、あなたがたに言います。向きを変えて子どもたちのようにならなければ、決して天の御国に入れません。」マタイの福音書18章3節の御言葉です。これは、天国では誰が一番偉いのですか、という弟子たちの質問に対して、イエス様がお答えになった言葉です。
大人である弟子たちは、いつも自分が偉くなりたい、自分が認めてもらいたいと思っていました。そして、いつの間にか心が固くなり、謙虚さを失い、何かにつけて自分を正当化するような者になってしまっていたのです。イエス様は、そんな彼らに、子どもたちを真ん中に立たせて、「子どもたちのようにならなければ…」と言われたのです。
大人は、なかなか神の御言葉を素直に受け入れません。自分の得てきた知識や経験に照らし合わせてでなければ、御言葉を捉えられないのです。しかし、子どもたちは、知識も経験もありませんから、それだけ素直に、ストレートに御言葉を受け入れます。神は、そのような柔らかい魂を喜ばれるのです。
イエス様は、「向きを変えて」と言われました。“悔い改めて”という意味です。私たちも、子どもたちのように、ありのままで神の前に出て、素直に自分の罪を悔い改め、イエス様の十字架を信じて、罪からの救いをいただきましょう。イエス様は、今も、十字架で流された血潮を示しながら、私たちが懐に飛び込んで来るのを待っておられます。
もうすぐ12月。クリスマスのシーズンです。教会では、12月22日(日)午前10時半からクリスマス礼拝、その午後1時半からロウソクの灯を囲んで礼拝するキャンドルライトサービス、24日(火)午後5時から、ロウソクの灯を掲げながら阪急逆瀬川駅前でキャロルを歌うキャロリング、そのあと6時半から、ベアンテ・ボーマン先生によるチェロコンサートを予定しています。どの集会も、お気軽にご参加ください。