示された本当の愛
Ⅰヨハネ4:9
こんにちは、お元気でいらっしゃいますか。
人が好む文字の一つに「愛」という字があります。「愛」、確かに私たちの心を和ませ、温かくする言葉です。けれども、今日ほど愛という言葉が形骸化している時はないのではないでしょうか。親が子を殺し、子が親を殺し、夫婦がいがみ合い、傷つけ合うという事が日常茶飯事に起こります。人間の愛は、しょせん相手から奪う愛です。本当の愛とは、いったいどこにあるのでしょうか。
聖書はこう言います。新約聖書ヨハネの手紙第一4章9節です。「神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちにいのちを得させてくださいました。それによって神の愛が私たちに示されたのです。」
天地万物を創造された、唯一まことの神は、愛に富んでいらっしゃるお方です。私たちは、まことの神を知らず、知ろうともせず、欲に任せた自分勝手な道を歩んでいた罪人です。そのままでは確実に滅びゆく者であり、魂が死んでいる者です。しかし、愛なる神は、そんな私たちのために、御子イエス・キリストを遣わされました。
キリストは罪のない神の御子でしたのに、むごい十字架にかかって死なれました。本当は罪人の私たちが受けなければならなかった罰を、罪のないキリストが身代わりに受けてくださったのです。この十字架の贖いを知って、自分の罪を悔い改め、キリストの十字架が自分のためだったと信じるなら、私たちの全ての罪は赦されます。そして、死んでいた私たちは、真のいのちによって生きる者になるのです。
ここに本当の愛が現されたのです。相手から奪うのではなく、相手に与え尽くす愛です。私たちがこの愛に生かされるなら、人をわざと傷つけたりすることはないでしょうし、まして人のいのちを奪うなどということはないはずです。
あなたは、本当の愛をご存じでしょうか。頭で知っているだけでは何にもなりません。魂で受けとめることが大切です。でも、その前に、自分が罪人であることを認めることが必要です。自分の罪の深さを知れば、キリストのもとに行かざるを得ません。あなたは、もうキリストのもとに行かれましたか。キリストと出会われましたか。キリストは、心低くして、砕かれた魂で来る者を、いつでも迎えてくださいます。
教会では、10月27日(日)午後3時より、工藤篤子賛美コンサートを開きます。“地中海ソプラノ”という明るくて深いソプラノで神の愛を歌いあげる工藤篤子さんと、流れるようなタッチでピアノを弾く野田常喜さんの、素敵なコラボレーションのコンサートです。入場無料です。お気軽においでください。お待ちしています。