真の平和はキリストから
エペソ2:14,15
こんにちは。お元気でいらっしゃいますか。
今年も、広島・長崎に原子爆弾が投下された日、また終戦記念日のある8月が巡ってきました。戦争の犠牲になられたすべての方々とそのご遺族の上に、心から主のお慰めをお祈り申し上げます。私は戦後生まれですから、戦争の体験はありませんが、しかし、日本はアジア諸国に対して侵略戦争を行った国であり、また唯一の戦争被爆国であることを、世代の違いに関わらず、記憶していかなければならないと思います。
20年ほど前に、沖縄に行く機会が与えられて、沖縄戦の悲惨さを見聞きしたとき、戦争体験は、これからも語り続けられていかなければならないことを痛感しました。
世界の平和は、人類誰もが願うところです。そのために、人類はあらゆる努力をしてきました。しかし、未だに世界から戦火は絶えません。大国は軍縮の方向に向かっていますが、それでも、核保有国が“核抑止論”を前面に押し出して、自分の国の核実験を正当化しようとする傾向は変わっていません。中近東や北朝鮮では依然として緊張が続いています。今の内閣は、平和憲法を改正して、日本を戦争ができる国に変えていこうとしています。平和への道は、遠いのでしょうか。
新約聖書エペソ人への手紙2章14,15節にこう書かれています。「実に、キリストこそ私たちの平和です。キリストは私たち二つのものを一つにし、ご自分の肉において、隔ての壁である敵意を打ち壊し、様々な規定から成る戒めの律法を廃棄されました。こうしてキリストは、この二つをご自分において新しい一人の人に造り上げて平和を実現し、」
本当の平和は、イエス・キリストから来るものです。キリストは、どこまでも聖い神と、どこまでも罪深い私たちとの間の架け橋になってくださいました。私たちは、一人の例外なく、罪のために滅び行く者です。しかし、神は私たちを救いたいとお思いになり、独り子キリストを十字架にお掛けになりました。罪のない神の子キリストは、私たちの身代わりに十字架で死なれたのです。
私たちが自分の罪をありのまま認め、神の前に悔い改め、キリストの十字架が自分のためだったと信じるなら、誰でも罪が赦され、救われ、神と和解させていただくことができます。平和の君であるキリストは、私たちの内にある罪という隔ての壁を打ち壊して、神との平和をもたらすお方だったのです。
私は、このキリストによる救いを私たちがいただくことが、真の世界平和につながっていくのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
教会では8月25日(日)午後3時より、森繁昇サマーコンサートを開催します。森繁 昇さんと、ギタロンの村上裕二さん、ドブロギターやバンジョーのジロー・国分さんによる歌と楽器、軽妙なトークの楽しいコンサートです。入場無料です。あなたのおいでをお待ちしています。