打たれ 砕かれた心
詩篇５１：１７
こんにちは。ご機嫌いかがですか。
聖書のメッセージを一言で表現するなら、何だと思われますか。それは、神様は私たちを愛しておられるということです。神様は、実に豊かな恵みをもって私たちを愛していてくださいます。神様の恵みは、草木などの自然界や、衣服・住まいなどが与えられていることに現れていますが、一番強く神様の恵みが現れたのは、イエス・キリストの十字架でした。
キリストは、神の御子であられましたが、汚れたこの世に来られ、貧しい生活に甘んじられ、ついに十字架にかかられました。それは、私たちの罪のためでした。
新年早々、嫌な話をすると思われるかもしれませんが、私たち人間は、神様の前に罪人です。すぐに妬みを起こします。人を蔑む思いが出てきます。自分を守ろうとして咄嗟に偽りを言います。どんなに外側を繕っても、一皮むけば、私たちは一人の例外もなく、神様が忌み嫌われる罪人です。
なぜ私たちは罪を犯してしまうのでしょうか。それは、私たちは生まれながらにして罪人だからです。ダビデというイスラエルの王は、詩篇５１篇５節でこう言っています。「ご覧ください。私は咎ある者として生まれ 罪ある者として 母は私を身ごもりました。」
ダビデは立派な王でした。しかし、一度だけ、恐ろしい罪を犯してしまいました。忠実な部下の妻を横取りし、さらにそれをごまかすために、夫であるその部下を策略をもって抹殺してしまったのです。当時としては、一国の王なら、それ程珍しいケースではありませんでした。しかし、神様の御言葉によって、それは神様に対する罪だということが示されたのです。
そのとき彼は、自分が神様の前に、頭の先から爪先まで真っ黒な罪人であることが分かったのです。彼は、心から神様の前に悔い改め、憐れみによって神様に赦していただきました。
私たちも、ダビデと同じような、いやそれ以上の罪人です。しかし、そんな私たちの罪のために、罪のない神の子イエス様が、十字架にかかってくださいました。私たちの罪を赦し、滅びから救うためです。
私たちはただ、心から罪を悔い、神様の前に出て罪を告白し、イエス様の十字架が自分のためだったと信じるだけです。詩篇５１篇１７節に「神へのいけにえは 砕かれた霊。打たれ 砕かれた心。神よ あなたはそれを蔑まれません。」とあるように、素直な心で神様の前に出ていきましょう。神様は、すばらしい救いの恵みを与えてくださいます。
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