“光の勝利”
ヨハネ1:5
こんにちは。ごきげんいかがですか。
先週は、ヨハネの福音書1章1節から、初めからおられたキリストのお話をしました。今週はその続きになりますが、ヨハネの福音書1章5節です。「光は闇の中に輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった。」とあります。この「光」とは、「ことば」なるキリストのことです。
9月に関西地方を直撃した台風21号は、大きな被害をもたらしましたが、なかでも大規模な停電は、人々の生活に深刻な影響を及ぼしました。停電が長期にわたった地域の人々は、光のない生活を長く強いられました。光がない闇の状態は、私たちに不安と絶望をもたらします。
闇は、ただ単に電力が届かない状態だけではありません。私たちの内側に潜む罪の力でもあります。自己中心や傲慢や冷淡など、およそ神様が喜ばれない罪、それこそが最大の闇です。これはサタンが私たちに投げ込んできたものです。サタンは私たちを罪の闇の中にいつまでも閉じ込めておきたいと願います。私たちは、闇の中にいることにも気がつかないで、罪の奴隷になっています。その行く末は滅びです。
しかし、初めに私たちをご自身のかたちに創造してくださった神様は、私たちを闇から解放して光の中に移したいと願ってくださいました。そのために送ってくださったのがイエス・キリストです。キリストは、神様のもとから光としてこの世に遣わされて来られました。そして、私たちの罪を一身に背負って十字架にかかられ、血を流して死なれました。
このキリストを信じるなら、私たちは誰でも罪が赦され、救われます。罪の闇から解放されて、救いの光の中に移し変えられるのです。
闇の力は強力です。しかし、光なるキリストは、それよりもはるかに強いお方です。「闇はこれに打ち勝たなかった」、そうです、光なるキリストは、闇である罪に打ち勝たれたのです。十字架にかかって罪の力を滅ぼし、よみがえって死の力を滅ぼされたのです。
この勝利者である光なるキリストを信じましょう。罪を悔い改めて、キリストの十字架を信じて、罪の赦しをいただいて、光の中を歩む者にしていただきましょう。
教会では、10月28日(日)午後3時より、工藤篤子賛美コンサートを開きます。“地中海ソプラノ”で知られる工藤篤子さんの歌と、野田常喜さんのピアノをお楽しみいただきたいと思います。入場無料です。あなたのお越しを心からお待ちしています。