天地創造の神
創世記1:1
こんにちは。お元気でいらっしゃいますか。
「はじめに神が天と地を創造された。」これは、旧約聖書、創世記1章1節の御言葉です。聖書の開口一番の御言葉、それが「はじめに神が天と地を創造された」です。短いですが、威厳のある言葉です。
ある人は、この御言葉を読んで、“そんなの嘘だ”と思い、“これで聖書なんか信じるに値しないものであることが証明された”と思ったそうです。一般的に、宇宙は137億年前という気も遠くなるような大昔に、ビッグバンという大爆発によって出来たと考えられています。私たちが住むこの地球だけでも、放射性元素による隕石の年代測定によって、誕生してから約46億年経過していると推定されています。確かに、科学的に考えれば、説得力のある理論です。しかし、それでは、私たち人間が抱える様々な問題、悩み、苦しみに、何も解決を与えません。
私たち人間は、生きていく上でいろいろな問題にぶつかり、悩み、もがき、苦しみます。なぜでしょうか。それは、神の存在抜きにしては説明がつきません。
天地を創造された神がおられること、私たち人間は、この神に御手によって創られたことを知ると、この世になぜ苦しみや悲しみがあるのかが分かってきます。詳しいことは、おいおいお話したいと思いますが、神の存在を知ること、これが私たちの人生の大きな鍵になってきます。
私は子どものころ、父に連れられて、鈴鹿山系にある御在所岳に登ったことがあります。標高1212mの登山初心者向けの山ですが、山頂に立って、眼下に雲海を見下ろした時、何とも言い難い神々しさに打たれたことを思い出します。あのころはまだ天地創造の神を知らない時でしたが、それでも神妙な思いになりました。
神は確かにおられます。それも、山の神や川の神、かまどの神…というような様々なものに宿る神ではなく、天地を創造し、私たち人間をも創られた、ただおひとりの神です。この神は、厳然たるお方ですが、同時に愛なる神です。その独り子イエス・キリストを十字架におつけになるほど、私たちを愛してくださった神です。この神を信じ、神により頼んでいく時、私たちの心と生活に、喜びと平安があふれてくるのです。あなたもぜひ、この天地創造の神を知ってください。
教会では、毎週日曜日、午前10時半より礼拝を行っています。礼拝は、クリスチャンの方はもちろん、そうでない方も集っていただける開かれた集会です。どなたでもご自由にご参加ください。心からお待ちしています。