罪人を救うために
Ⅰテモテ1:15
こんにちは。お元気でいらっしゃいますか。
クリスマスが近づいてきました。クリスマスは、イエス・キリストのお誕生をお祝いする時です。
近ごろは、地域の子ども会や学習塾でもクリスマス会をします。お寺のクリスマス会に参加した人が、教会の前を通りかかって、“教会でもクリスマスをするんですか”と尋ねたという笑い話があります。教会近辺の一般家庭でも、庭の木々や垣根をきれいなイルミネーションで飾るのが珍しくなくなってきました。ともすると、教会よりも華やかに飾られています。それほどクリスマスは、日本でも親しまれてきたと言えます。
しかし、クリスマスの本当の意味を知らないままに、飾り付けをしたり、お祝いをしたりしている節があるのではないでしょうか。クリスマスの本当の意味を知るとは、イエス・キリストが何のためにこの世にお生まれになったかを知ることです。
新約聖書テモテへの手紙第一、1章15節にこうあります。「『キリスト・イエスは、罪人を救うためにこの世に来られた』ということばは、まことであり、そのまま受け入れるに値するものです。私はその罪人のかしらです。」これは、キリストの僕パウロが言った言葉です。
イエス様は何のためにこの世に来られたのでしょうか。罪人を救うためです。罪人とは誰のことでしょうか。社会的な犯罪を犯した人のことでしょうか。あなたのことです。“とんでもない、私はそんなことを言われる覚えはありません”と、おそらくあなたはおっしゃるでしょう。その通り、あなたは善良な市民です。しかし、聖書は、「義人はいない。一人もいない」と宣告します。私たちは、神様の前に一人残らず罪人なのです。パウロは、「私はその罪人のかしらです。」とまで言います。そこまで言わなくても…と思うでしょう。しかし、それほど自分の罪深さを真摯にとらえているのです。
イエス様がこの世に来られたのは、罪人の私を救うためです。私の身代わりに十字架にかかって死ぬために、イエス様はお生まれくださったのです。このことを覚えて、神様の愛を感謝するのが、クリスマスの意義なのです。
教会では、12月にクリスマスの様々な行事を予定しています。23日(金)午後7時よりベアンテ・ボーマン先生によるチェロコンサート、24日(土)午後5時半より逆瀬川駅前でキャロリング、そのあと午後7時よりクリスマス・イヴ礼拝、25日(日)午前10時半よりクリスマス礼拝を行います。どなたでもご参加いただきたいと願っています。あなたのおいでを心からお待ちしています。