ただ信じなさい
ルカ8:50
こんにちは。ご機嫌いかがですか。
新約聖書の福音書の中には、イエス・キリストを囲んで、たくさんの人物が登場します。そして、様々なドラマを展開します。
イエス様のもとに、ヤイロというユダヤ教会堂管理人が、深刻な願い事を持ってやってきました。重病で死にかかっている一人娘を救ってほしいというのです。イエス様は、すぐに出向こうとされました。しかし、途中で割り込みがあり、手間取っておられるうちに、ヤイロの娘は死んでしまいました。もはや万事休す。ヤイロには、何の望みもなくなってしまいました。
ところが、イエス様は、娘の訃報を聞き流すようにして、こう言われたのです。「恐れないで、ただ信じなさい。そうすれば、娘は直ります」。もう死んでしまったのに、「直ります」とはどういうことでしょうか。また、今さら何を信じなさいと言われるのでしょうか。イエス様を信じなさいと言われるのです。
ヤイロは、言われたとおりに、イエス様を信じました。イエス様は、ヤイロの家に行き、冷たくなり始めた娘の手を取って起こし、生き返らせなさいました。イエス様の御言葉のとおりになったのです。ヤイロが、イエス様を信じたので、イエス様はすばらしい御業を行われたのです。
イエス様は、いつも私たちに、「恐れないで、ただ信じなさい…」と言われます。イエス様は、私たちの内に御業を行いたいと願われます。どんな御業でしょうか。まず罪からの救いです。罪とは、私たちの心が神様から離れていることです。私たちは、まことの神様を知らないで、自分勝手な道を歩んでいました。そのままでは滅び行く者でした。そんな私たちのために、罪のないイエス様は、十字架にかかり、命を捨ててくださいました。私たちが自分の罪を悔い改め、イエス様の十字架がこの自分のためだったと信じれば、全ての罪が赦され、私たちは救われます。
イエス様は、この救いの御業を私たちの内に為そうとされます。私たちがイエス様を信じれば、私たちは必ず、約束通り救われるのです。
あなたは、苦い罪の思い出に縛られて、苦しんでおられませんか。重い荷物を背負って、悩んでおられませんか。「恐れないで、ただ信じなさい」と言われるイエス様のもとに行きましょう。
教会では、毎週日曜日、午前10時半より主日礼拝を行っています。どなたでもおいでいただける、開かれた集いです。どうぞおいでください。心からお待ちしています。