人となられた神の御子
ヨハネ1:14a
こんにちは、お元気でいらっしゃいますか。
クリスマスの意味は何でしょうか。新約聖書のヨハネの福音書1章14節にはこのように書かれています。「ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。」
ここに出てくる「ことば」という語は、英語の聖書では“the Word”となっています。Theという定冠詞がついているのは、特定のものを指していることを表しています。さらに、WordのWが大文字で書かれています。英語で、文章の途中の言葉が大文字なのは、固有名詞か、神を表す言葉かのいずれかです。この場合は明らかに神を表しています。つまり、ここに出てくる「ことば」は、イエス様のことなのです。
神の御子イエス様は、神と等しいお方、永遠の初めからおられた神ご自身でした。そのイエス様が、私たちと同じ弱い肉体をとってこの世に来られました。私たちと同じように、疲れ、痛みを覚え、のども渇き、おなかもすきました。なぜイエス様は、天の栄光を捨てて、父なる神のもとを離れて、わざわざ私たちと同じになられたのでしょうか。それは、私たちを罪から救うためです。
地面の上をアリがえさを探して歩いています。ずいぶん先においしいお菓子が落ちています。アリはなかなかお菓子にたどり着けません。人間は、すぐにわかっているのに、アリに教えてあげることができません。どうしたら教えてあげられるでしょうか。人間がアリになればいいのです。アリになって、アリの言葉をしゃべることができたら、アリにお菓子のありかを教えてあげることができるのです。
神と等しいお方だったイエス様は、私たちと同じ人間になってこの世に来られ、すばらしい救いを教えてくださいました。イエス様が神の栄光をそのまま持ったお姿で私たちに近づかれたなら、罪人の私たちは瞬く間に滅ぼされてしまうでしょう。しかし、私たちと同じお姿で来られましたから、私たちはそのイエス様を通して、神様の祝福に近づくことができるのです。
神様の祝福とは何でしょうか。罪からの救いです。イエス様は、33年半のご生涯の後、十字架につけられて死なれました。このイエス様の前で罪を悔い改め、十字架を信じれば、すべての罪から救われます。この救いをいただくことが、祝福の始まりです。私たちのために人となって来られたイエス様のご降誕の意味をよく味わい、神様の祝福をいただいていきましょう。
教会では、12月21日(日)午前10時半よりクリスマス礼拝を行います。また24日(水)午後7時より、ベアンテ・ボーマン先生ご夫妻によるクリスマス・チェロコンサートを行います。今からご予定くださり、お気軽においでください。心からお待ちしています。においでください。心からお待ちしています。