イエスから目を離さないで
ヘブル12:2
こんにちは。お元気でいらっしゃいますか。
私たちの人生は、平坦な道ばかりではありません。起伏の激しい山道もあれば、一歩踏み外せば、千尋の谷底に転落しそうな険しい道もあります。つらいことや苦しいことがたくさんあります。自分でなんとか頑張ってやっていこうとしますが、ある程度の所まで来ると、限界に行き当たります。そして、行き詰まり、絶望し、お手上げ状態になるのです。
お茶の間の人気時代劇「水戸黄門」の主題歌“あゝ人生に涙あり”の歌い出しは、“人生楽ありゃ苦もあるさ”というフレーズですね。“苦あれば楽あり、それが人生さ”と達観できればいいのですが、私たち凡人は、やはり苦しみに合えば落ち込み、嘆き、己の生を呪ったりすらするのです。
しかし、聖書には、大きな慰めになる御言葉があります。その一つは、「信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。」というヘブル人への手紙12章2節の御言葉です。自分の力を振り絞って頑張れと、とは書いてありません。私たちの前を走って行かれるイエス・キリストから目を離さないで、その後について走っていけばよい、というのです。
失敗をして落ち込んだとき、勤め先や近所付き合いの中で人間関係に疲れるとき、思い通りに事が運ばなくてイライラするとき、あるいは、自分の力の限界を感じて行き詰まるとき、目を上げて、キリストを思い描いてください。
キリストは、私たちの罪のために十字架の苦しみを耐え忍んでくださいました。そして、十字架で死なれたキリストは、三日目に墓の中からよみがえられました。十字架と復活のキリストを信じるなら、私たちはすべての罪から救われ、また死の恐れから解放されます。
神と等しくあられたにもかかわらず、私たちの所にまで下られ、十字架にいのちを捨てられたキリストは、私たちの弱さや悩みを全部知っていてくださいます。そして、そんな私たちの先頭に立って、走ってくださいます。肩の力を抜いて、このキリストから目を離さず、キリストを仰ぎつつ、走っていきましょう。
教会では、毎週日曜日、午前10時半より、礼拝を行っています。賛美歌を歌い、祈りを捧げ、神のみ言葉である聖書のメッセージを聞きます。あなたもぜひ一度お集いください。