希望のダイヤル

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2017.02.11

国籍は天に

ピリピ3:20

こんにちは。ご機嫌いかがですか。

ピリピ人への手紙シリーズ第23回は、3章20節です。「けれども、私たちの国籍は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主としておいでになるのを、私たちは待ち望んでいます。」キリスト教のお葬式や墓碑銘によく使われる御言葉です。

私たちは、みな国籍を持っています。日本や、韓国、朝鮮、アメリカ、フィリピンなど、どこかの国の国民です。国籍は、自分が何人であるかを証明し、また意識させる大切なものです。イエス・キリストによって救われた人は、天に国籍を移された人です。つまり天国人です。

パウロの時代、市民権というものがありました。地中海世界を支配していたローマ帝国の首都ローマの市民権を持っていると、いろいろな特典がありました。パウロはイスラエル人でしたが、このローマの市民権を持っていました。キリストの救いをいただいた人は、天国の市民権を持っています。天国の市民権を持った人、つまり天国人の特典とは何でしょうか。

第一に、生きる目標がはっきりしているということです。自分が何のために生きているのか、ということは、キリストの十字架を信じて罪が赦されて、初めてはっきりします。私を愛して、私のために死んでよみがえってくださったキリストのために生きるのです。

第二に、困難の中でも平安があるということです。キリストの救いをいただいた人は、やがて天国に迎えていただくことができます。それまでの地上の生涯は、仮の宿であって、一時的なものです。苦難や試練がやってきても、それが全てではありません。やがて苦しみなど一つもない天の御国が待っています。これは、決して現実逃避ではなく、私たちに平安を与える確かな希望です。

第三に、再びキリストにお会いできるという望みがあります。「そこから主イエス・キリストが救い主としておいでになるのを、私たちは待ち望んでいます。」とあります。キリストが再び来られ、私たちの体を、キリストと同じ栄光の姿に変えてくださるのです。これは、とくに病で苦しむ人や心身に障がいのある人にとって、大きな希望です。

あなたも天国人にしていただきませんか。罪を悔い改め、キリストの十字架を信じて、罪からの救いをいただきましょう。そして、天に国籍を移された者となって、厳しい現実の中をも、希望と平安を持って進んでいきましょう。

教会では、あなたのおいでを心からお待ちしています。

 

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