揺れ動かされない国
ヘブル12:28
こんにちは。ご機嫌いかがですか。
今年も1月17日がやってきます。この日は、私たちにとって、忘れようと思っても忘れられない、阪神淡路大震災が起こった日です。20年前の1995年1月17日、午前5時46分、震度7の激震が阪神間を襲いました。たった数秒間の揺れが、町を破壊し、交通を寸断し、多くの人の命を奪いました。
あれから20年。町は驚くほど見事に復興しました。しかし、一人暮らしの老人が復興住宅で孤独死をするという痛ましい出来事はなくなることがなく、経済的に困窮の中にある方々の苦悩は深いものがあります。遠くへ移住を余儀なくされ、戻りたくても戻れない寂しさの中にいる方々もおられると聞きます。震災のために未だ悲しみが癒されていないすべて方々の上に、主の慰めと励ましがありますようにと、心からお祈りいたします。
私たちが住んでいるこの所、私たちが目にしている全ての物は、いつか必ず移りゆき、消えゆきます。ほんのひと揺れで、営々と築いてきた物が崩れ去るのです。しかし、新約聖書ヘブル人への手紙12章28節にこう書かれています。「こういうわけで、私たちは揺り動かされない御国を受けているのですから、感謝しようではありませんか。」
揺り動かされない国があるのです。どこにそんな国があるのでしょうか。この地上にではありません。天の御国です。誰がそこに住むことが出来るのでしょうか。イエス・キリストによって贖われた者です。
私たちは、皆、きよい神様の前に、汚れた罪人です。傲慢で、自己中心で、人を憎み、妬み、傷付けて平然としている者です。そのままでは滅んでしまう者です。しかし、神様は、そんな私たちを憐れんでくださり、罪と滅びから救われる道を開いてくださいました。それがイエス様の十字架です。
イエス様は罪のない神の御子でしたが、私たちの身代わりに十字架にかかって死なれました。本当は、罪人の私たちが神様から裁かれなければならなかったのに、イエス様が私たちに代わって裁かれてくださったのです。私たちが自分の罪を悔い改め、イエス様の十字架がこの自分のためだったと信じれば、誰でも、どんな罪でも赦され、救われるのです。そのように贖っていただいた者が、天の御国に入ることが出来るのです。
天の御国は、決して揺れ動きません。崩れ去ったり、消滅したり、また変質したりしません。この揺り動かされない御国を待ち望む者になりましょう。
教会では、あなたのおいでを心からお待ちしています。