希望のダイヤル

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2025.04.19

先にガリラヤへ

マルコ16:7

イースターおめでとうございます。私たちの主イエス・キリストが死の中からよみがえられたことを、心から感謝しましょう。

死は、人類最後の敵と言われます。死は、私たちを決定的な絶望へと追いやります。だれも死をまぬがれることはできません。どんなに名声を博した人も、どんなに財を築いた人も、またどんなに社会的に貢献した人も、死ななくても済む人など、一人もないのです。そして、たいていの人は死を恐れます。“死ぬことなんか怖くない”と威勢のいいことを言っていても、いざその現実を目の前に突きつけられると、青ざめて震え出すのです。なぜ人は死を恐れるのでしょうか。それは、自分はこのままでは裁かれるのではないか、と思うからです。死と裁き、これは全人類の定めと言ってもいいでしょう。聖書の中に「人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている」と書かれているとおりです。


しかし、イエス・キリストは、その人間の宿命を全く新しく造り変えてくださいました。ご自分が死の中から復活されることによってです。キリストは、罪のない神の御子でいらっしゃいましたが、惨い十字架の死を遂げられました。それは、神様から離れ、神様に背を向けて、自分勝手な歩みを続けてきた罪人の私たちの身代わりでした。キリストは、私たちの代わりに、神様からの罰を受けるようにして、十字架で死なれたのです。けれども、神の子キリストが、死んでおしまいになるはずはありませんでした。キリストは、墓に葬られましたが、三日目の朝、よみがえられたのです。キリストの体に香料を塗るために墓に来た女性たちに、御使いがこう言いました。「さあ行って、弟子たちとペテロに伝えなさい。『イエスは、あなたがたより先にガリラヤへ行かれます。前に言われたとおり、そこでお会いできます』と。」マルコの福音書16章7節の御言葉です。彼女たちへの、そして弟子たちへの御使いのメッセージは、復活のキリストが、先にガリラヤに行かれるということでした。“キリストが先に行かれる”、これは私たちに大きな励ましのメッセージです。私たちは、様々な困難や試練に遭います。“もうだめだ”と思うようなこともあります。その究極が死です。しかし、私たちの主キリストが先に進まれます。私たちのために十字架にかかって死なれ、復活されたキリストが、私たちに先立って進まれるのです。このキリストを見上げて従っていくなら、私たちも勝利することができます。罪と死、そして困難や試練に対して、打ち勝っていくことができるのです。先に進まれる十字架と復活のキリストを信じましょう。


教会では、毎週日曜日、午前10時半から行っています。どなたでもお気軽にお越しください。

 

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