「都合が良すぎると思われるほどの救い」新免 裕行
- 聞き手:このコーナー、1年ぶりの更新です!今回は、今年1月に洗礼を受けたばかりの新免裕行さんに登場していただきます。新免さん、洗礼おめでとうございます。
- 新免兄:ありがとうございます。
- 聞き手:今の心境を一言で言うと?
- 新免兄:ただ驚きです。とんでもない生活をしていた自分が、イエス様に罪を赦していただいて、救われたなんて。。。
- 聞き手:救われる前と後では、どんなところが一番違うと思いますか。
- 新免兄:前は、困難や苦しみに直面したとき、落ち込んだり、周りの人たちに当たり散らしたりしたのですが、今は平安な気持ちで神様に委ねることができます。また、人のためにお祈りすることもあるんです。
- 聞き手:それは大きな変化ですね。魂が救われたことの現れですね。では、お証しをどうぞ。(以下の証しは、洗礼式の時に本人が読んだものです。)
私は何を考えるにしても、行動するにしても、ほぼ全ての事柄において自分ファースト、つまり自分を優先してきました。そして仕事や家庭やプライベートにおいて、私の立場が悪くなる、或いは追求されると、その場しのぎの心無い謝罪や嘘を織り交ぜ、多くの相手を欺いてきました。
そんな救いようのない私ですが、昨年の秋から、毎週礼拝後に、岩間先生に学びの時間を取っていただき、聖書を学び始め、その中で、私の3つの大きな罪を神様に告白させていただく機会を頂いたのです。この3つは正直、途方もない数多くの罪の中でも、口に出すのも辛い3つの内容です。
まずは、2008年リーマンショックの最中、数億にも及ぶ負債を抱え、会社を私の放漫経営により潰しました。その結果、特に金融機関の方々には、多大なる迷惑や被害をおかけしました。当然家族にも、自宅の処分や財産隠匿調査による金融機関の方々の朝夕問わずの来訪により、怖い思いを抱かせたことは言うまでもありません。
そして2つ目は、家族に対する裏切りです。自己破産後の2009年に今の会社を立ち上げて、業種を1つに絞り、運良く軌道に乗せる運びとなりました。その当時の私は「数億飛ばしても余裕やんけ!」と、まさに天狗になり、破産地獄を支えてもらった妻そして息子たちと過ごす時間が億劫となり、事務所に寝泊りして、家庭を顧みない日々が増えたのです。今振り返ると鬼畜きわまりない数々の所業を長年繰り返して参りました。
3つ目ですが、私は自分の母親を、幼少期の経験からこの年になるまでずっと避けてきたのです。その結果、今でも私から母親に連絡することはありません。幸い妻が私と母親の関係を繋いでくれているお陰で、定期的に会うことが出来ております。そんな親不孝の数々を繰り返してきた私が、救われるなんてありえない。都合が良すぎる。という心境です。
最後にまとめますと、私の大きな3つの罪は、真実をソフトに告白しているにすぎません。けれども、岩間先生に学びをしていただき、その中で、自分の罪を悔い改め、イエス様がこの私の罪を赦すために命を捨ててくださった、十字架に釘づけにされて血を流してくださった、そのことを教えていただきました。そして「子よ、しっかりしなさい、あなたの罪は赦された」というマタイの福音書9章2節のみことばを信じました。その時、心がスーッと軽くなるような気がしました。
正直、罪は赦されたと言われながら、結局サタンの元で地獄の業火で焼かれる未来がよぎることがあります。しかし、そのたびに、自分のような者でも、イエス様の十字架で赦してくださったのだと、心にしっかり受けとめています。
ただ、こんな私も、熱心な妻の「教会へ行こう!」という最初の言葉をきっかけに、ここまで導かれ、洗礼を受けさせていただく運びとなりました。私のために、どれほどの妻、岩間先生、千恵子先生の祈りがあったことかと思います。言葉を通して、神様を信じる事が出来ました。感謝の気持ちしかございません。本当に有難うございます。