瞳のように守られる主
申命記３２：１０
こんにちは。ご機嫌いかがでしょうか。
神様は、私たちを最も大切な、かけがえのない存在として扱い、こよなく愛してくださっています。そのことを表す聖書の箇所を一つご紹介しましょう。「主は荒野の地で、 荒涼とした荒れ地で彼を見つけ、 これを抱き、世話をし、 ご自分の瞳のように守られた」。
瞳、つまり、瞳孔（どうこう）は、人間の目の中で最も大切な部分だと言えます。瞳を通して、光をキャッチし、視覚情報として脳に信号が送られます。瞳が傷つかないように、まつ毛や眉毛やたくさんの部分が守っています。瞬きや涙も、瞳を守るための機能だと言われています。ちょうどこの瞳のように、神様は私たちを最も大切な存在として守ってくださいます。
では、私たちは、瞳のように守っていただくほどの価値がもともとあったのでしょうか。最初から、まるで宝物のようにきらきら輝いていたのでしょうか。先ほどご紹介した聖書の言葉の前半には、「主は荒野の地で、荒涼とした荒れ地で彼を見つけ」とありました。私たちは、きらきら輝いていたどころか、薄汚れて、惨めな有様で荒野をさまよっていたのです。それを神様が見つけ、拾ってくださったのです。私たちは、罪のために神様から遠く離れ、そのままでは滅びなくてはならない存在でした。そんな私たちを憐れみ、滅びるのを惜しんでくださった神様は、私たちのために救いの道を備えてくださいました。これが、キリストによる救いです。キリストは、神様から遣わされて私たちのところに来てくださり、十字架にかかって死に、死を破ってよみがえられました。キリストの十字架と復活によって、神様が私たちに備えてくださった救いの道は完成しました。どんな罪を犯した者であっても、どこにいる、どんな者であっても、自分の罪を悔い改め、キリストを救い主として信じるならば、罪の赦しと滅びからの救いをいただくことができます。キリストの救いをいただいた者は、永遠の命の約束を与えられ、豊かな神様の祝福と守りのうちを希望をもって歩んでいくことができます。
私なんて何の価値もない、私なんて取るに足りない存在だと思っておられる方がおられますか。神様は、そんな風にあなたを見てはおられません。神様は必ずあなたを見つけ、キリストの救いを通して、瞳のようにかけがえのない存在にしてくださいます。心を開いて神様を知り、神様と出会っていただきたいと心から願います。
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