宝塚栄光教会のクリスマス
2021年、コロナ禍の終息がまだまだ見えない中でしたが、今年も神様は変わることなく恵みを注いでくださり、私たちは幸いなクリスマスを祝うことができました。
11月28日(日)から始まる待降節(神の御子の御降誕を待ち望む期間)に合わせて、教会の道に面した植栽にはイルミネーションが飾り付けられ、暖かな光が道行く人に、喜ばしき時節の到来を告げ知らせました。教会の中にも、クリスマスツリーやキャンドルが飾られ、神の御子の御降誕を祝う用意が整えられました。
クリスマスに先立つ待降節のそれぞれの礼拝では、イエス様の御降誕にちなんだ聖書の箇所が開かれ、そこからメッセージを語っていただきました。待降節は出発、前進の時であって、私たちがどのような魂で、クリスマスを待ち望むべきかを教えていただきました。
そうして迎えた12月19日(日)のクリスマス礼拝では、聖歌隊による特別賛美が持たれ、ジョン・ラター作「降誕のキャロル」が捧げられました。この日のために祈りをもって練習を重ねてきた聖歌隊一人一人が、心から捧げる賛美が会堂に豊かに響きました。
続いて牧師先生から「まことの光の到来」と題してメッセージを語っていただきました。まことの光として来られたイエス様が、私たちの魂を照らし、罪と汚れから救ってくださることが語られ、神の御子であるイエス様が地上にお生まれくださったクリスマスの深い意味を教えていただきました。
12月24日(金)にはベアンテ・ボーマン先生、ルリ子・ボーマン先生ご夫妻をお迎えして、チェロコンサートが、昨年に続き無観客・ライブ配信という形で行われました。バッハ、グノーのアヴェ・マリアといった馴染み深いクリスマス曲などに加え、バッハの無伴奏チェロ組曲5番という、全6曲からなる大曲も演奏されました。曲の合間には、聖書から十字架と復活にちなんだ箇所が朗読され、ベアンテ先生が演奏に込めた熱い思いがいっそう伝わってきました。宣教師でもある先生のメッセージでも、十字架と復活の、希望に満ちたメッセージを語っていただき、続くフィナーレの「アメージング・グレース」はタイトル通りの、驚くばかりの恵みに満ちあふれていました。いずれもモニター越しに見ていることを忘れさせるような、臨場感ある素晴らしい演奏でした。
3階ホールでは大きなモニターが設置され、皆で心を合わせて視聴することができました。中州老人会「ゆとりの会」からも参加してくださった方がおられ、嬉しくなりました。
新型コロナウイルスの影響で、去年に続き、キャロリングやキャンドルライトサービスを行うことは出来ませんでしたが、今年はクリスマス礼拝をライブ配信でお届けするとい新しい試みも行われました。コンサートに比べると、決して多い数ではありませんが、教会外からもライブ配信を通して礼拝に参加してくださった方がおられたのは、本当に感謝でした。
今年も、待降節の備えの期間から、クリスマス礼拝そしてチェロコンサートと、そのすべてにおいて神様の祝福が注がれていました。様々な準備にあたってくださった方々、クリスマスのために祈ってくださった方々、そして祈りに応えてくださる、いつも真実な神様に心からの感謝をお捧げいたします。